洗剤の液性は素材で決まる|ウール・シルクは中性、皮脂は弱アルカリ性
液性は好みではなく素材で決まります。弱アルカリ性は皮脂や泥に強い一方でウールやシルクを傷め、中性は繊維にやさしい一方で皮脂汚れの落ちは劣ります。だから「やさしいから全部中性」にすると、後から黄ばみやにおいとして返ってきます。まず洗濯表示と素材表示を見て、そこから液性を決めてください。
解説
洗剤売り場で「弱アルカリ性」「中性」と書かれているのを見たことがあると思います。ここは好みではなく、**洗うものの素材で決まる**部分です。
家庭用品品質表示法にもとづき、洗濯用洗剤のパッケージには液性が表示されています。まずボトルの裏を見て、自分が今使っているものがどちらかを確認してください。
Amazonで「洗濯洗剤 中性」の価格を見る**弱アルカリ性**は皮脂汚れや泥汚れに強く、綿・麻・合成繊維の普段着に向きます。日常の洗濯物の大半はこちらで問題ありません。一方で、アルカリは動物性のたんぱく質繊維(ウール・シルク)を傷めます。縮み・硬化・黄変の原因になるため、これらには使いません。
**中性**は繊維への作用が穏やかで、ウール・シルクや、装飾のついたおしゃれ着に向きます。その代わり、皮脂汚れの落ち方は弱アルカリ性に劣ります。作業着や汗をかいた運動着を中性洗剤だけで洗うと、洗い上がりに不満が出やすくなります。
**やりがちな間違い**は、おしゃれ着用の中性洗剤を「衣類にやさしいから」と全部の洗濯に使ってしまうことです。傷めないという点では正しいのですが、皮脂汚れが残って蓄積し、時間が経ってから黄ばみやにおいとして出ます。逆に、洗濯表示に手洗いマークやドライマークがある衣類を弱アルカリ性で洗うのも避けてください。
実務的には**2本持ち**が現実解です。普段着は弱アルカリ性、洗濯表示で指定のあるものと素材が不安なものは中性、と分けます。1本にまとめたい場合は、自分のクローゼットにウール・シルクが何着あるかで決めてください。
使い方・探し方の手順
- 洗う衣類の洗濯表示(タグ)を見る。手洗いマーク・ドライマークがあれば中性を選ぶ
- 素材表示を見る。ウール・シルクなどのたんぱく質繊維は中性
- 綿・麻・ポリエステルなどの普段着で、皮脂や泥の汚れが主なら弱アルカリ性
- 手持ちの洗剤ボトルの裏で液性表示(中性/弱アルカリ性)を確認する
- 1本だけにする場合は、クローゼットのウール・シルクの割合で決める
- 2本持つ場合は、洗濯機の横に用途を書いて置き、取り違えを防ぐ
- 中性洗剤だけで運動着を洗い続けない(皮脂が残り、後から黄ばみとして出る)
こんな人にウールやシルクの衣類を持っていて、普段着と分けて洗える人向きの内容です。洗濯物が綿と化繊の普段着だけなら、弱アルカリ性1本のままで困りません。
ここがポイント
- 液性は好みではなく素材で決まる。まず洗濯表示と素材表示を見る
- 弱アルカリ性=皮脂・泥に強い。ただしウール・シルクは傷める
- 中性=繊維にやさしい。ただし皮脂汚れの落ちは弱アルカリ性に劣る
- 「やさしいから全部中性」は後から黄ばみ・においとして返ってくる
この製品の使用量を自分の洗濯機の水量に合わせるなら 洗濯洗剤の適量計算(ボトルの表記を入れるだけ・本体と詰め替えの1回あたり比較つき)が使えます。
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参考: www.jsda.org / www.amazon.co.jp(8月1日確認)